空の果て星の息吹
参拝で少し欲張りをしたのかもしれない。


早速、僕はミライちゃんに「ぽっぽ焼き」をねだられて、購入した。


ぽっぽ焼きとはカステラみたいな感じのお菓子で、昔あった、蒸気機関車の煙の様に湯気がでることから名付けられた、この地域の名物お菓子だった。


ミライちゃんが、ほくほくした顔で食べるのを見て、何だか不思議と、落ち着くゆっくりとした時間を感じる。


着物が似合ってると誉めると、ユイは嬉しそうな顔で微笑んだ。


こういう、緩やかな時間が幸せなんだろうな・・と思う。


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