空の果て星の息吹
オロチは、後の対応を景と山本に託し、レーザー砲の補修の為に官制室から出た

ホットラインが何回も鳴るが景が出て、すぐに切った、オロチから交渉には乗るなと指示かあったからだ。

僕らは後ろ手に机に手錠で強く絞められて固定されていたので、あまり自由には動けないが、隣同志手を握るくらいはできた。


僕はそっと涼子に実験用のレーザーメスを渡して隙を見て、手錠を切っていた。


初めは動揺していたが、今はしっかりと、生きる為に努力をしていた。


山本が少し離れた間に、手錠は切れた。
涼子は、僕の縄も外した。

官制室を制したら、逆にエデンを奪還出来るかもしれない。


ただし、それはオロチが居ない間にだ・・・


オロチは躊躇無く、殺戮をする・・景や山本はそれに比べると、まだ組みやすそうだ。


だが、簡単には動けない、彼等には銃があり、テロリストであるから、素人では無く確実に失敗したら殺されるからだ。


ただ待つしか無いのか?


そんな時に動きがあった。北見が乗ってきた装機が小さな爆音を立てたのだ。


山本が驚いて部屋を出た隙をついて、後ろから景を組し、涼子は官制室のロックをかけた。


景の銃をもみあいながら奪い、涼子に縛られ机に固定された。


全ての部屋をロックする、今や火災警報も遮断してあり、扉を解除する手立ては残されていない。


装機の爆発は多分、北見と幹也が仕掛けたトラップなのだ、だから、わざわざ北見は察知去れない様に、ギリギリの時間に装機でここまで来たのだ。


扉をロックしたので、館内放送で、官制室をテロリストから取り返した旨を、話す。


ホットラインを使い、救援を求める事にし、それをマクガイア施設長にやってもらいながら、テロリストの駆逐の案を練った。


捕われた職員の解放をするそれに、元凶であるオロチ捕まえなければならない。

彼は、もうなりふり構って居られなくなっているだろうから、恐ろしい。


涼子と二人で、幹也を初めとして研究員を助けるために、官制室の外へ出る事にした。


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