空の果て星の息吹

宇宙への想い

選抜試験内容の発表があった。


三人一組として、学園内の模擬体用訓練プール下で練習用機体を使い、2チームに別けて対戦をする、トーナメント方式の形を取る。

プールを半分に別けて、サッカーの様に相手の陣地にそれぞれの陣地解除キーを入力する端末があり、キーを探して手に入れ、端末に入力したチーム勝利になる

ただし、チームにはブロッカーと呼ばれるゲートキーパーがおり、侵入させないようにする。


アタッカーは残りの二人で中央の障害物エリアに隠してある、それぞれのチームの解除キーを探し、ゲートキーパーの妨害を避けながら、端末にキーを入れて解除した方が勝ちである。


試合時間は機体の酸素残量の20分で、一回戦終わると酸素カードリッジを交換して端末を三回解除したチームが勝者になる。


お互いの時間切れは、酸素残量時間である。


エントリーチームは8チームの様だった。


シンの実技クラスの中で、セイレーンの扱いが非常に長けている、自衛隊に新規配備されている、陸上版の宇宙装機である、65式陸上装機(ゲンブ)の開発会社の御曹司、田上重工業の田上嘉久(たがみよしひさ)はかなりの腕前と聞いた

他にも、ユイのクラスの帰国子女であり、ドイツの工学部出身の戒音・グーデンベルグもかなりの腕前らしい。


放課後のカフェテラスでユイとシンの三人で作戦を立てる。


自分達は誰かが秀でて訓練用水中装機(セイレーン)の扱いが上手いわけではないがチームワークでは負けてないと思う。


ただし、チームワークでは負ける気はしなかった。


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