空の果て星の息吹
『遠野くん・・・お久しぶりだね』 


声の主は、選抜トーナメントで最後まで残った、北見伸一だった。


北見伸一は、長髪の黒髪で神経質そうな容姿で、話し掛けてきた。


『お久しぶりね、トーナメントの時は、色々大変だったけど楽しかったよ』


友達にはなりたくは無いタイプだったが・・・彼が優秀なのは認める・・


世間話をしながら、彼は話を変えてきた。


『遠野くん達は、この学園の現状を見てどう思う?』

『現状・・?』


急な展開に戸惑いながら


『今日もテレビでテロがあったと流れていた・・・地球温暖化に、環境破壊、僕達は、その中、火星再開発計画は進まず、僕達はここで進化の停滞をさせられている、あげくの果ては、自衛隊に守られているのは、不憫に思いませんか?』


北見の話に、ユイは反論した。


『確かに、私たちは、守られていて、まるでガラスの楽園の様な、直ぐに潰されてしまいそうな、そんな危うい場所に居る・・・でも・・・私達はそうまでしてもこの計画を、宇宙に上がり、進めなければいけない、、前に行くしかないから』


ユイの真剣な表情に、北見も驚きながら。


『月夜野さん、あまり怖い顔をしないでください・・確かに、もう私達は前に進しかないからね・・・』


北見は時計を見ながら、何か用があるらしく、別れた

ユイはそれからかなり不機嫌になった。


シンの軽音楽のライブに少しだけ顔を出して、ユイを送ることにした。


戒音は別の仲間と合流する様だった。


『遠野くん・・・私達のやろうとしてるのは間違っているのかな?』


弱気なユイがそこに居た。




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