ビターチョコレート【被害妄想彼氏 番外編】


「え……?

慎一さんと?」



慎一さんと遊ぶ約束をした事を話すと、
真知子ちゃんは眉間にシワを寄せていた。




「真知子ちゃんは、
慎一さんが嫌いなの?」



カフェテリアにつき、
クラシックショコラとカプチーノを頼むと、
話を続けた。



「嫌いじゃないけど、
苦手ってゆうか……」




真知子ちゃんはお冷やを口にした。



「なんでぇ??

あのSっ気がたまらなく良いのに!!」




ぶっ!



真知子ちゃんは吹き出した。



「だ、大丈夫…?」



私はお手拭きで机を拭いた。



「う、うん。
ごめんね……。

確かに、良い所はあると思うよ。」



真知子ちゃんは口をお手拭きで拭いて、
私にそう言う。



「でしょ??

私、慎一さんの事大好きなんだ!」



真知子ちゃんはまた、
眉間にシワを寄せたけど、
口元は笑っていた。



「チヨちゃん、
男の趣味変わってるね……」



「お互い様!」



私がそう言うと、
二人で笑った。
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