Last Quarter
~第2章・キミの存在~
俺はキミと出逢ったあの日から、毎日あの公園に通うようになった。

2週間通い続けてるけど、あの日以来キミとは一度も会えてない・・・


女なんてその辺に飽きるほどいるし、俺が笑いかければしっぽを振って付いてくる。女なんておもちゃ程度にしか思っていなかった俺が、こんなにキミに夢中になっている・・・




「佑弥って最近変わったよな~」

こいつは幼馴染の西島竜
家が向かい合わせで、もの心ついた時には竜が隣にいたから、ほとんど兄弟みたいな関係。


『んぁ?そうかな??べつにいつもと一緒だと思うけど?

ってか、顔近いから!」

鼻がくっつきそうなくらい近くにある竜の顔を両手で挟んだ。


「俺のかっこいい顔が不細工になるから止めてくだしゃい!」

『はい!はい!』


竜には隠し事できないな。









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