幻想遊戯


「魔法なんて非現実的なもの信じられるわけないだろ」



「アハッ
アハハハハ

笑わせてくれる!
魔法を信じられない?

何たる屈辱だろう!


アハハハハハハ!」



狂ったように笑うアリスは俺をみてくる。
鋭い瞳が俺を突き刺すように痛い。


後退りしようとしたが身体が金縛りにあったように動かなく、口も開かない。



俺は目を見開いたまま呆然とするだけだった。


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