闇と深紅に招かれて~完結編~
見目麗しい悪魔


「ルカ。ルカ!!」


聞き覚えのない声がして、

ルカは目を開けた。

どのくらい眠ったのかは

わからないけれど、

飛び起きると、

体の疲れがとれていた。


「何だろ、今の音。」


見回しても、誰もいない。

そして、異様に小さい声。

ポケットがもぞもぞして、

ルカはハッとした。



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