リアル
山本さん
ヤクザに頼りたいとは言っても、どこへ行けば会えるのか分からなかった。



学校をさぼって街を歩いていたあたしは、偶然人混みの中に、求めていた人を見つけた。



「あのっ!」




その人はダルそうに振り返った。


「何?」




「お願いしたい事があるんですけど。」



思いきって切り出すと、意外にもノってくれた。


「詳しく聞かせてよ、その話。あっ、オレ山本だから。君は?」


「莉鈴です。」

そして、山本さんと二人で喫茶店に入った。


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