寝ている妹にキスをした☆





朝、コーヒーの匂いがリビングに香る。



黙々と食事を取る兄妹は、会話ひとつ無い。


フォークと皿のぶつかる音が響いてた。



「ゴホッ…!!!」


「大丈夫か!?」



ぼぉっとしてたら、食べ物を詰まらしてしまった。



心配した陸があたしに駆け寄った。



「……平気だよ…」


ふと顔を上げた。




………近っ!!!




背中を擦ってくれてる陸との顔の距離は……



わずか5cm……。



ドキッ

ドキッ

ドキッ

ドキン……




「……雛」



色っぽい視線が絡まって……。









唇の距離、あと1cm。










「……あ。」



キス、しちゃう…。







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