秘密の幻
夜景


ある日


私たちは


いつも通り
バイトのあと
一緒に帰っていた。



航が唐突に



『なぁ、夜景見たくね?』


と言った。



冬に差し掛かった
秋の終わりのことだった。



< 14 / 29 >

この作品をシェア

pagetop