どっちつかずのキミ。








「…あ―、実羽。あのさ、」

浬は、そこで言いにくそうに一旦言葉を切った。

「なあに?」

あたしは浬に先を話すよう促す。


「ぁあー、プリクラ取んねぇ?」


…は、はいっ?!


あたしは予想だにしなかったことに、一瞬度胆を抜かした。


「…仲直り記念っつーことで。いや?」

浬は少しためらったように頭を掻いてあたしを見た。

「ぅうん…!

いいよ、取ろっ♪」

あたしはニッコリ微笑んですかさずOKした。



…仲直り記念だって。

浬って、意外と可愛いところあるよね。

あたしは何だか可笑しくなって、浬にばれないように一人でこっそり密かに笑った。








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