セクハラ彼氏は会社の上司

「彼女のフリって、なんで??」

「詳しいことは、またメールするから。……だからメアド教えて」


ニマニマとする中曽根さんに、メアドを教えようと携帯を開いて、ハッとした。


「……今説明すればいいじゃないですか」

「いやぁ、時間ないし」


この人、本当に説明するためにメアド聞いてるのかな?


怪しい……


そう疑っていたら、いつの間にか携帯を取られていた。

「あっ!」


カチカチいじると、パタンと携帯を閉じ

「はい。俺のは“秋君”で登録しといたから」


仮面をかぶった笑顔が、なんか怖かった。


携帯を返され、開くと一番上に“秋君”とかかれたメアドが登録されていた。



< 19 / 178 >

この作品をシェア

pagetop