セクハラ彼氏は会社の上司

いつもと違う面持ちで、ドアをノックする。


「どうぞ」


声を確認したあと、失礼しますと言って入った。

秋さんは机で書類などを見ているところだった。



「あの……なんでしょうか?」

「ちょっと、二人だけなんだから敬語使うなって」


やっと視線をこちらに向けて、そう言った。

いや、だって一応会社だし……


「でも……」

「襲われたいの??」



ニヤッと笑う秋さんのその言葉を必死に否定する。

「そんなに拒否らなくても、大丈夫だって」



秋さんの場合安心できないからなぁ……


「というか、用事ってなんですか?」

「あぁ。これこれ」


そういって机の上のなにかを指さしている。


ん……???



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