月と太陽の事件簿7/ブラームスの小径(こみち)
なんでもはじめて事件を解決した時、たまたま缶コーヒーを手にしていたそうで、それ以来癖になっているらしい。

やがて渇いた音がした。

達郎が缶コーヒーを開けた音だった。

そのまま喉を鳴らし一気に飲み干す。

ふうっと一息ついてから達郎は口もとに笑みを浮かべた。

「わかったぞ、レミ」

「わかったって何が?」

「『謎の屋敷』は、やっぱりここだ」

達郎はそう言い切った。

< 49 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop