ミツカレ☆~最高の秘密彼氏~
「はぁ…」とため息をする私。


そのため息は


ゴールデンウィークに蓮と遊べないんだっていう「はぁ…」と


何でそのこと忘れてたんだろう…っていう「はぁ…」が入り混じってるわけで…。


正直、今特ゼミなんか気分じゃなぁい…。


勉強は嫌いじゃないんだけど…。


それでもイヤなわけで。




「そっかぁー。

結局皆、特ゼミ行くから会えるんだね~!!!

楽しみだね~!

ボクは一番、朝のビュッフェが楽しみだなぁ。

あそこのホテルのビュッフェ本当に美味しいよね~」




「あーあたしもあそこのビュッフェ好きだなぁー。

朝からお腹いっぱい食べちゃうもん!」



「だよねぇー!」と何故か意気投合しちゃってる昴と遙。

ビュッフェは私も好きだけど、今そういう気分じゃない!



そのとき…





「なぁ。

今日議題無いんだったら、もう解散して良いんじゃねーの?

俺、今日用事あるし」





めちゃくちゃ不機嫌そうな顔の私を見てしびれを切らしたのか、蓮はそう言ってくれた。




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