ミツカレ☆~最高の秘密彼氏~

私はゆっくりと話し始めた。

言葉を選びつつ…。




「私は…

私は、蓮と付き合ってる。

時期は…2週間くらい前から…。

私が勝手にずっと片思いしてて…

止めらんなくなって…

悪いことだって分かってたのに、どうにかなるって思ってて…。

生徒会のくせに、決まりを破ったのは本当に…

本当に…裏切ったって思われて当然で…

ごめん」





涙が溢れて視界がぼやける。



あぁ…私、泣いてるんだ。



自分が悪いのに、誰に向かって泣いてるんだろ。

言い訳がましい言葉なんて、遙も、郁ちゃんも聞きたくないのに。





こんな事になるなら、何も起こらない方が良かった。




良かった。




良かったんだよ…。





…。




―蓮は今何してるのかな?

前の関係に戻らないといけないね。

もう、ダメだもんね。




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