SECRET&LIMIT-王子×凡人-



バチコーンッ!!!!


「何やってんのよ、玲汰!!」

サキがいきなり来て、アタシに近づく玲汰の頭を後ろから教科書で殴った。



しかし、その反動でさらにアタシの方に近寄る玲汰。



えっ…
ちょっ!!!




チュッ



「……ンッ!!!!!!」


「……」


「やっちゃった-…」




玲汰、離れなさいよ-!!!


アタシはドンッと玲汰を突き放そうとしたんだけど…


何故だか自然に唇と唇が離れて、玲汰の頭がアタシの胸の上に乗った。



「スピー…」


「え゛?!」


「ったく…玲汰は-…」



玲汰はスヤスヤと眠っていた。


まさかの展開で、アタシの脳みそはついていけない。



そんなアタシにサキは簡単に説明をしてくれた。



「ほんっとゴメン。悪気は無いからね?」


「あ…うん。全然大丈夫!!でも、何で玲汰の頭叩いたの?」


「それが…玲汰はさ、眠たさがピークに達するとキス魔になるんだよ。」


「きっ…キス魔?!」


「そう。だから、叩き起こそうと思ったんだけど…無謀だったね。」



そうだったんだ…

玲汰を叩いたのには意味があったんだ…




キーンコーンカーンコーン―♪


「あっ!!授業の始まる鐘!!!」


「移動教室だから早く教科書を取ってきな!!」


「う、うん!!!だけど…玲汰は?」


「アタシが起こしておくから、大丈夫。」


「ありがとう!!それじゃ、行ってくるね^^」



ニコニコとしながらアタシは教室に向かう。


< 41 / 100 >

この作品をシェア

pagetop