*Lover's Re Mode*
悪魔によるスキンシップはギリギリを極め、体力と精神が無駄に消費した一日となった。

やっと解放された時には、首筋や鎖骨付近に奴の歯形が付けられていた。

最初は指輪の填まった指を口にくわえて吸ったりしていたのだが、段々エスカレートしていき、首筋をくわえたり、鎖骨を甘噛みしたりとセクハラの限りを尽くして下さった。

まるで獣がマーキングしていくみたいに擦り寄られたお陰で、奴の匂いが移ってしまっている。

長い事拘束されていた為に、寮の門限ギリギリで滑り込む事態となった。

届け出無しに寮の門限なんか破ってしまったら大変な事になる。

厳しい罰則が待っているのだ。

もういい加減勘弁してほしい。

ふらふらになりながら自分の部屋に着くと、制服のままベッドの上に倒れ込んだ。

「ふぅ~疲れた」

意識がどこかにいっていた為に私は気が付かなかった。

部屋の異変に。
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