また、先生に恋をする。


「よぉ。」



「かっ!!」



声を失った。



私の目の前には変わり果てた
和真がいた。



爽やかなスポーツ少年だった和真



今は髪の毛は金に近い
チャラチャラした感じ
いかにも近寄りがたい感じになっていた。



「ここじゃ話せねえから」



私達は近くの小さな広場のベンチに座った。



「兄貴何かいってた?」



「えっ?!!!」



「お前と別れた理由?みたいな」



言っていたって言うべきなのか



何にもいってなかったと言うべきか



「いって・・・いってなかった」



顔を下に向けたまま答えた



「ふぅん。沙優さ兄貴好きなの?」



「えっ?!?!」



「…へぇ。好きなんだ〜
俺認めねえよ?
だって俺今日からまた沙優と付き合うし。」

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