キッズ・バトル~君と過ごした夏~
エレベーターの中、
あたし達三人だけだった。

OH!神よ…。

こんだけ人がいるのに、三人だけにしてくれて、何とお礼申し上げれば、よいですか?

神様、度重なる幸運に感謝いたします。
アーメン。

しかし、落ち着かない。

だって、あたしのすぐ隣には沢田君が!
学校でも、こんな近くにいた事ないのにぃ~。

エレベーターの中もギンギンにエアコン効いてるのに、あたしだけは、全身が熱い…。

心臓も、祇園祭の様に騒がしい。

裕子ぉ~、あんたなら、どうする?

この状況…。


< 113 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop