キッズ・バトル~君と過ごした夏~

可愛くないし!

はぁ~。

今日が始まって、まだ数時間しか経っていないのに、この脱力感…。

どんだけ体力ないんだ?あたし。

朝から、蝉の大合唱が、暑さに拍車をかける…。

リビングに有るソファーにダイブして、
ダラダラしてると、携帯が鳴った。

「誰だろう…。」

ディスプレイを見ると、友達の裕子だった。

「もっしぃー?」

「歌恋~、暑いからさぁプール行かない!?」

「そうだねぇ…。

プールかぁ。

いいねぇ!行く、行く!!

あっ…!ダメだわ…。今、親戚の子預かっててさぁ…。」


思わず、幹太の存在を忘れるとこだった…。


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