僕の記憶が消えていく
『さっき瞬がいて言えなかったんだけど瞬ね…』
一息ついて
『脳に病気が見つかったの。』
テレビを見ないでやっとこっちを向いてくれた。
『嘘だろ?』
お父さんは私を直視する。
『嘘じゃないわ。脊髄小脳変形症って病気で運動神経が駄目になっていく病気らしい。』
『そんなの間違いだ。どうせこの前見てもらった若い医者が言うことだろ?もっとちゃんとした医者に見てもらえ。』
動揺からか少し震えと怒りの口調で言ってきた。