僕の記憶が消えていく

愛するが故に


今日は部活を休んだ俺は帰ってすぐ香吏奈に電話した。


本当は会って話したいのだが香吏奈はもうすぐ高校受験があるから電話だけにした。


『もしもし。』


『瞬…退院できたの?』


『ああ、あのさぁ電話無視ってごめんな。』


『ううん。このままずっと連絡取れなかったらどうしようって思った。』


少し泣きそうな香吏奈。


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