僕の記憶が消えていく

小悪魔メイ


僕は相変わらず部活ばかりで香吏奈とは日曜日にしか会えないけど順調に続いていた。


『香吏奈ちゃんいらっしゃい。』


家のチャイムが鳴り玄関でお母さんが出迎える。


中学生の僕らは遊びに行くお金はなく香吏奈はよく僕の家に来ていた。


今では日曜日はうちに来るのが当たり前になっていた。


『姉ちゃん遊ぼ。』


お姉ちゃんが欲しかったメイは香吏奈が来ると嬉しそうに無邪気にはしゃぐ。


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