僕の記憶が消えていく

愛の鐘


2週間後の土曜日


『携帯もった?財布は?何かあったらすぐ連絡するのよ。』


『わかったって。』


心配する両親とは反対に初めての香吏奈とのお泊まりに嬉しくて気分がよかった。


香吏奈は軽く俺の親に頭を下げ病室を出た。


< 361 / 414 >

この作品をシェア

pagetop