僕の記憶が消えていく
第四章 僕の記憶を君に

〜瞬side〜

俺の体はどんどん硬直していくのがわかる。


今では1人で車椅子に座ることは出来ず身の回りの世話はほとんどお母さんがしてくれていた。


お母さんもやつれていくのがわかった。


『おあああん、ごめおお』


お母さんごめんね。


この単純な言葉でも発することができなくなっていた。


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