燕と石と、山の鳥
全く進展のない会話に俺が理人をねめつける。
すると理人は「年々迫力増してるよねぇその極悪面」などと言いながらへらへらしてる。
隣では芹緒が俺に顔を背けるように斜め下へと俯いて肩を震わせている。
笑っている。
「……で?」
話の主旨を無理矢理引き戻すと理人は調子の良い笑顔を若干引き攣らせる。
ほんとに僅かなものだから多分殆どの奴は気にかけないだろうが、こいつがこんな感じになる時は決まっている。
柄にもないと言われそうな事をしようとしている時だ。
こいつの柄じゃないっつったら真面目とか真剣とかその線だな。
「もーしつこいなー浅水は。そんなんだから人と人があんまり詮索し合わない現代において全然友達できないんだよっリオに感謝しなよ!」
ほっとけちっくしょう。
「リオって僕の事ですか?」
「そ!芹緒だからね」
馴染むの早ぇなこいつら…
なんやかんや俺に詮索されたくない理人は俺と芹緒の事を詮索すんのもやめていろいろとうやむやにして去って行った。
「なかなか個性的な幼なじみですねぇ」
「おまえ程じゃねぇさ」
いつも軽薄で怠け者で漁夫の利大好きなあいつのことだ。
あいつにとってあんまりしられたくない事は別に阻止しなきゃならんようなもんじゃないだろう。
すると理人は「年々迫力増してるよねぇその極悪面」などと言いながらへらへらしてる。
隣では芹緒が俺に顔を背けるように斜め下へと俯いて肩を震わせている。
笑っている。
「……で?」
話の主旨を無理矢理引き戻すと理人は調子の良い笑顔を若干引き攣らせる。
ほんとに僅かなものだから多分殆どの奴は気にかけないだろうが、こいつがこんな感じになる時は決まっている。
柄にもないと言われそうな事をしようとしている時だ。
こいつの柄じゃないっつったら真面目とか真剣とかその線だな。
「もーしつこいなー浅水は。そんなんだから人と人があんまり詮索し合わない現代において全然友達できないんだよっリオに感謝しなよ!」
ほっとけちっくしょう。
「リオって僕の事ですか?」
「そ!芹緒だからね」
馴染むの早ぇなこいつら…
なんやかんや俺に詮索されたくない理人は俺と芹緒の事を詮索すんのもやめていろいろとうやむやにして去って行った。
「なかなか個性的な幼なじみですねぇ」
「おまえ程じゃねぇさ」
いつも軽薄で怠け者で漁夫の利大好きなあいつのことだ。
あいつにとってあんまりしられたくない事は別に阻止しなきゃならんようなもんじゃないだろう。