巡る巡る
あの日、
蘭がくれた
夢みたいな言葉のおかげで
あたし達は、
今
手を繋いでる。
あの時は
嬉しすぎて、いっぱい泣いてしまったあたしを
蘭は困ったような顔で
優しく抱き締めてくれた。
それが嬉しくて
あたしはもっと泣いちゃったけど。
その後電話で
蘭が孝太君に報告したんだけど、
何故か成り行きで
蘭に連れられてあたしもカラオケに行くことになった。
蘭の友達にはからかわれたけど、皆おめでとうって言ってくれて嬉しかった。
孝太君には
「じれじれじれじれ!
お前ら面倒くせぇんだよ!」
って言われて
皆に笑われたっけ。
ふっと思い出して
自然と笑みが溢れた。