刹那の憂い(セツナのウレい)

「オレ、紫苑ちゃんとライブハウスで目が合った瞬間のこと、すごく覚えてるんだ」

それは、あたしも覚えてる。

・・・かっこよすぎて、忘れられるわけがなかった。

「あの瞬間『このまま目を離すと、もう、この子の事、見つけられないかも知れない』って、思った」





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