刹那の憂い(セツナのウレい)

「ええっ!?」

あたしは、ベットに倒れこんで数分後に着信音にたたき起こされた。

母上からだった。

無視しようか。

そう思ったのに、カラダが出てしまった。

後がコワイ。

そういう意識が強く働いたのに違いない。

出ちまった。

そして、仕事を頼まれた。

知り合いのマスターが、バイトが急に抜けて困っているからって。

バーテンを、やれと。

だから、つい、不平を口に出してしまった。
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