刹那の憂い(セツナのウレい)
テキーラタイム
ビルの2階。

白い店内に、黒い内装。

淡いブルーな照明の店内だった。

あたしはドアの隙間からそれを観察した。

「いらっしゃいませ、かな?それとも、今日の助っ人?」

ドアの死角から声がした。

ドアも、開けられてしまう。

「あ、助っ人です」

姿を現したのは、オーナーにしては、かなり若い感じの男のヒト。

ちょっとかわいい感じに整った顔。

赤茶色の短髪。

瞳の色は深いブルーで。

・・・きっとカラーコンタクトなんだろうな。
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