血まみれピエロ
「………誰に会いたいのかしら?ピエロさん」



青年は、視線を声の方にやりました。


目の前にいるのは、美しい真っ白なドレス。銀のティアラを被った、美しい姫君。

しかし、笑みを浮かべればまだ幼さを感じる。しかし、その笑顔こそ少女の魅力である愛らしさが引き立ちます。




「っ、な、なななななっ!?」

青年は、驚いて腰を抜かしました。
この間会った少女が、姫の格好をしているのですから。
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