第七世界
「病室にいてもつまんないし、ティーナが出て良いっていったんだよ」
「それでも、高校に入ってくるなんて事は出来ないだろうがよ」
「出来るよ。ホラ」
懐から出したのは、犬飼犬子と書いてある生徒手帳である。
「編入試験、受かったのかよ?」
「簡単だったよ。あ、恭耶は入学試験に梃子摺っちゃったの?」
「うるせえ。とにかく、どきやがれ」
俺は朝からの疲労で足に来ているのだ。
「いいよ。ほら」
半分だけケツをどけた。
「そこは俺の席だ。どけっつうの」
「私が立たなくちゃならないじゃない」
「立てばいいだろうが」
周囲の目が俺に刺さる。
「恭耶、何やその女は」
刹那が俺の傍に立っていた。
「この街に、最近住み始めた女だよ」
「女じゃなくて、女の子でしょう」
犬子が俺をにらみつける。
「自分で言う奴ほど、可愛げがねえんだよ」
「ちょっと、恭耶」
刹那が俺を引っ張って、連れて行く。
「何だよ?」
「恭耶、どこで引っ張ってきたんや?」
説明が面倒ではあるが、説明しなくても面倒なので説明するしか選択際はなかった。
「吸血鬼を信じるか信じないかはお前次第だけどよ」
「ふうん、そないか」
先ほどまで気になっていた素振りも、今では興味のない顔に変わっていた。
「それでも、高校に入ってくるなんて事は出来ないだろうがよ」
「出来るよ。ホラ」
懐から出したのは、犬飼犬子と書いてある生徒手帳である。
「編入試験、受かったのかよ?」
「簡単だったよ。あ、恭耶は入学試験に梃子摺っちゃったの?」
「うるせえ。とにかく、どきやがれ」
俺は朝からの疲労で足に来ているのだ。
「いいよ。ほら」
半分だけケツをどけた。
「そこは俺の席だ。どけっつうの」
「私が立たなくちゃならないじゃない」
「立てばいいだろうが」
周囲の目が俺に刺さる。
「恭耶、何やその女は」
刹那が俺の傍に立っていた。
「この街に、最近住み始めた女だよ」
「女じゃなくて、女の子でしょう」
犬子が俺をにらみつける。
「自分で言う奴ほど、可愛げがねえんだよ」
「ちょっと、恭耶」
刹那が俺を引っ張って、連れて行く。
「何だよ?」
「恭耶、どこで引っ張ってきたんや?」
説明が面倒ではあるが、説明しなくても面倒なので説明するしか選択際はなかった。
「吸血鬼を信じるか信じないかはお前次第だけどよ」
「ふうん、そないか」
先ほどまで気になっていた素振りも、今では興味のない顔に変わっていた。