第七世界
「こっちの人は誰?」
佳那美はカレーを食べる手を休め、水を口にしながら俺に聞いてくる。
「犬飼犬子。今日から恭耶のクラスメイトなの。あなたこそ誰?」
答えたのは犬子自身だ。
「私は2年A組の亜双佳那美よ」
二人の間には何か凍てつく物を感じた。
二人は本質は同じ吸血鬼ではあるが、少し質が違う。
とても、居づらい気分だ。
何故、最初に席に座っていた俺の肩身が狭くなっているんだ。
余計な事を言わず、さっさと平らげる事にした。
「ごちそうさま」
唯一の助け舟である刹那が先に飯を平らげてしまう。
「刹那、待つよな?」
「ボクも忙しいんや」
席を立ってしまう。
「どこが忙しいんだよ。教室に帰るだけだろうが」
「恭耶には関係あれへん」
刹那が遠ざかるところを追いかけようとすると、犬子が俺の服のすそをつかんだ。
「何すんだよ?」
「恭耶はまだ食べ終わってないじゃん、ゆっくりしていきなよ」
「アホか。俺にも事情というものがあってだな」
しかし、犬子の力が強くて動けずにいた。
「鷹威君、刹那と何かあったの?」
「何もねえよ」
説明すると、鬼の力でどうにかされてしまうだろう。
そんな気がした。
俺は飯を平らげることに集中する。
佳那美はカレーを食べる手を休め、水を口にしながら俺に聞いてくる。
「犬飼犬子。今日から恭耶のクラスメイトなの。あなたこそ誰?」
答えたのは犬子自身だ。
「私は2年A組の亜双佳那美よ」
二人の間には何か凍てつく物を感じた。
二人は本質は同じ吸血鬼ではあるが、少し質が違う。
とても、居づらい気分だ。
何故、最初に席に座っていた俺の肩身が狭くなっているんだ。
余計な事を言わず、さっさと平らげる事にした。
「ごちそうさま」
唯一の助け舟である刹那が先に飯を平らげてしまう。
「刹那、待つよな?」
「ボクも忙しいんや」
席を立ってしまう。
「どこが忙しいんだよ。教室に帰るだけだろうが」
「恭耶には関係あれへん」
刹那が遠ざかるところを追いかけようとすると、犬子が俺の服のすそをつかんだ。
「何すんだよ?」
「恭耶はまだ食べ終わってないじゃん、ゆっくりしていきなよ」
「アホか。俺にも事情というものがあってだな」
しかし、犬子の力が強くて動けずにいた。
「鷹威君、刹那と何かあったの?」
「何もねえよ」
説明すると、鬼の力でどうにかされてしまうだろう。
そんな気がした。
俺は飯を平らげることに集中する。