Moon Light
それを言いたいのは、こっちの方だ。
俺からしたら、寧ろ、瑠花が傍にいてくれてる方が
不思議だ。
だけど、自分で言うのも何だけど、
素直じゃないから口に出せないんだ。
いくら親友でも、弱さを曝け出してしまうみたいで、
恥ずかしいし、・・・・・・・怖い。

























だから、それに答える代わりに、
俺は微笑んだ。
めったに見せない、・・・・・とびっきりの優しい微笑みで。

































「~~~~~~~~~~~~っ!」



「さっさと席に着け。
 ・・・・・・今日は、小テストから始めるから、
 礼は省略する。」








瑠花が頬を朱に染めたのを見たのと、
数学教師の冷たい声が響いたのが、ほぼ同時だった。
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