キミが残してくれたモノ
◇プロローグ

―なぁ、小幸。


俺は今でもあの日
キミに全てを背負わせたことを後悔しています。


何度キミに会いたいと願い、キミの声や笑顔を見たいと望んだことだろう。


キミに会うためなら、自ら命を絶とうと考えたことも何度あっただろう。


だけど、俺はいまでも一生懸命生きています。


キミが残してくれたモノと一緒に―。
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop