歌詞集〜路端で咲く詩〜
哀れなピエロ





変えてみたら何処が何処か?
自分の居場所さえ分からない

被ってみたら誰が誰か?
人の数だけの仮面を付けて
己を否定して
己の為だけ それを否定して

舞踏会だったら主役盗って
綺麗なあの子娘は今や俺の

だけど此処は舞踏会の会場じゃ
無いんだって笑わてれる

ちぐはぐな仮面はいつの間に
己のクビを締める真綿に

変わっていたのか知らないけども
もう自分だけじゃ外せない


笑ってみたら何が何か?
自分の顔さえ操れない

俯いて見た水溜まり
自分の顔さえ分からなくなるほど
己の否定して
己の為だけ それを否定して
息の数だけ


舞踏会だったら主役盗って
その場の視線はネジで釘付け

だけどこの国にゃ舞踏会なんて
無いんだぜ?って笑われる

ちぐはぐな仮面はいつの間に
両手で抱えきれぬ程の数に

増えていたのかは知らないけども
自分だけじゃ支えきれない


舞踏会だったら主役盗って
ステージの中央 縦横無尽に

華麗に舞って笑ってるはずが
未来はその隅の傍観者

ちぐはぐな仮面が己護って
それと同時に心に刺さる

崩れて曝した素顔の君は
哀れなピエロを哀れむさ



己の否定して
己の為だけ それを否定して

信じた数だけ
己を否定して そこで傷ついて

棄てた仮面をぶち破れ!!
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