自由帝の笑顔の嘆き
とある自由帝の存在
「おい!マスター!ビール一つ!」

酒屋に男の叫び声が響く。

「昼間っから飲むねぇ」

マスターがビールを持ってきながら言う。

「この後“外”に行くんだ。飲まないとやってられないぜ」
「商人は大変だねぇ」

そんな話をしていると、一人の客が入って来た。
帽子を深く被り、顔が見えないようになっている。
マスターは怪しんだが客なら相手しないといけない。

「いらっしゃい。何にする?」

カウンターに座った男に聞く。

「…炭酸水とミートパイで」

思ってたより声は若かった。

「炭酸水とミートパイね。了解」

マスターは調理にかかる。
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