15のとき

黒木さんの家は、親がいろんな会社を経営していてめちゃくちゃお金持ちだって、前にちらっと聞いたことがある。


だが彼女は決してそんな雰囲気を感じさせることがなかった。


クラスでもみんなの嫌がるリーダーなんかを自ら進んでやったり…

私みたいな…クラスに馴染めなくてあぶれている子にだって何のためらいもなく声をかけてくれる…。




でも実は彼女も勇気と同じような悩みを抱えてるのかな…


さっきの力ない彼女の笑顔が、やけに鮮明に蘇ってくる…。





仲間の前で、黒木さんはいつも通りの彼女に戻っていた…。



私はすぐにでも勇気に会いたい気分だった。
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