星色模様〜幼なじみの君と〜

夏のはじまり

学校では憂鬱な期末試験も終わり、夏休みに突入した


合宿は8月の最初にあるが、すでに普段の部活も行っているため慣れてきている





ダンッ、ダンッ、ダンッ





体育館にボールの音が鳴り響く中、


「あっちーっ」


と優太君の声も響いた




暑い体育館で動きまくる皆はとても汗をかいていて




夏だなぁ






「神崎、暑いのは皆一緒、ほら動け」

「坂下ちゃん、ひでー」

優太君に声をかけたのは颯にぃだった

坂下ちゃんって…

「ちゃんを付けるな、ちゃんを」


フフ


そんな颯にぃに笑ってしまう


「春川、笑うな」

「は、は〜い」


み、見られてた



「あー、坂下ちゃん女子には優しくだぜ」

「お前が悪いの」

「ちぇー」


二人のやりとりが何だか面白かった