星色模様〜幼なじみの君と〜

初恋

「え!?」

「おっ!当たりねっ」

初恋かぁ…

子どもの頃は大好きでいつも後ろについていってたっけ

私は一人っ子だからお兄ちゃんができたみたいで嬉しくて

今思えば初恋なのかな

歳が離れているから妹みたいな存在としか思われてないって感じてた。その頃は彼女はいなかったけど、前はいたし

それに颯にぃが県外の大学に行く事になって、ものすごくショックだったのを覚えてる


寂しくて泣いて困らせたりもしたっけなぁ


子どもながら好きなんだって自覚した頃だったから

でも子どもで妹としか思われてない私には何も伝えられなくて…






大学生になった颯にぃは、たまに帰ってきて私と遊んでくれた

忘れられていないんだって思うと、とても嬉しかったんだ

変わらない颯にぃ
私の気持ちも変わらなかった


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