セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
「 先輩?

…どうしたんすかぁ
大丈夫すか?」


気付いたら

目の前に

後輩の菊地くん



私の戸惑った視線に



菊地くんは

頭をかいた


「なんか、今日先輩

様子おかしかったから…
仕事片付けて
追いかけてきちゃいました」



「菊地くん…」


照れくさそうに言う彼を見て



私は笑顔になる



右手の甲で涙をぬぐって
そのままコブシを
ふりあげて言った



「よーし、菊地くん
飲みにいくよっ!」



「はいっ おともします」


敬礼する菊地くん
に思わず笑う私





26歳

もっともっと
素敵な女性になれますように





★終

あとがき

挿入したエピソードは私の経験談です★

どこからどこまで?

…それはナイショ


短編集、まだまだ
続きます。


次話も楽しみにしててくださいね!


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