セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
背後からはテレビの
にぎやかな音


テーブルにグラスを置く
コトリ、という音


それを聞いて
ヤスタカが同じ空間にいるんだと


改めて気がつく


私達、同棲してたんだ
よねと認識する


私とヤスタカは
大学生の時に
同棲をはじめた


はじめは本当に
楽しくて

カップをおそろいにしたり

一緒の布団にくるまる事がこんなに幸せなことだったのか、と



思ったものだった


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