嘘吐き


「涼、ちょっと来て」


いつものように涼をリビングに呼ぶ。


「何?また肩揉み?」


「バカ、違うから!
今日は真面目な話」


それを聞くと、急に真剣な表情になった。


「何、いきなり…」


深呼吸をして、話を切り出した。
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