貴方を追いかけて
―翌日―

ピンポーン・・とインターフォンを押した私。


出版社の方から渡された地図を頼りに私はここまで来た。


そう、あの・・斎藤 奎先生の家まで。


「はい・・」とガチャリと開けられたドアからは白いTシャツとジーンズというラフな格好で出てきた・・凄く整った黒髪の男性が出てきた。



「貴方は・・?」と男性がきいてくる。


「あ、あの私今日から新しくお世話になりますアシスタントの・・飯田 恵理(いいだ えり)です・・よろしくお願いいたします!!」

とお辞儀をして挨拶をする私。


「あ、良いですよ別に・・そんな礼儀正しくしなくても・・。

どうぞ中へ」


そう言って男性は微笑みながら私を家の中へと入れてくれた。


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