Mafia〜兄妹を越えた真実(ホント)の約束〜
〜第十章〜 命果てるまで


今、あたしは何処にいるのだろう――…。


随分長い夢を見た気がする。


お兄ちゃんと幼い頃、象さんの滑り台で抱っこされながら遊んだ風景を幾度が見た。


お兄ちゃんが何度もあたしの名前を呼んでいた。


”麻里、こっちだ”


暗闇の中でさ迷うあたしに手を差し延べてくれた。


あ、そうか。
あたしはもう、死んだんだ―…。


でも何かおかしい。


体の痛みが分かる。


剛に刺された腹部に違和感があるのは何故?


死んだら痛みが消えると思っていたのに――…。


なんだか、周りが騒がしくて聞いた事あるような音が聞こえる。





もしかして――…
あたし、生きてるの…?








< 148 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop