Mafia〜兄妹を越えた真実(ホント)の約束〜


「麻里、卒業おめでとう」


卒業式やら何やらで久しぶりにバイトに入り莉奈の元気な声に癒しを感じた。


卒業したのにもかかわらず相変わらず”Angel 庶務課”にいた。


「麻里にねプレゼントあるんだ。卒業祝い」


莉奈はあたしに小さな袋を手の平にのせた。


「え?開けてもいい?」


「もちろん!!」


嬉しそうに覗く莉奈の髪からウルトラマリンの甘い匂いが鼻を覆った。


「これ…お守り?」


小さな袋の中から出てきたのは水色のお守りだった。表には”縁結び”と書かれていて小さな鈴が付いていた。


「今日ね、お爺ちゃんと神社に行ったらソレが目に入っちゃってさ。麻里は今まで全然いい恋してなかったみたいだったからさ。沢山恋して女を磨かなきゃね」


「莉奈…ありがとう。大切にするね」


水色のお守りを眺めていると莉奈もバックから同じお守りを取り出し”またお揃い増えちゃったね”って言って笑った。





このお守りがあたしに出会いを導いてくれたのかは分からないが、何かが動き出そうとしていた。













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