先生の秘密は恋の予感
次の日の放課後バスケ部の部室に向かった。




部室のドアを開けようとした時、岬の声が聞こえてくる。



「俺は彩子を恋愛の対象には見れないって言ったはずだよ。何度も泣かれたって無理なものは無理。俺が好きなのは佳奈実、彩子じゃない。」



まずい。


これはかなりまずいです。



最大のピーチ。



部室に入りにくい。



私は部室の前に立ったまま動けなかった。



その時いきなり部室のドアが開く。



中から彩子さんが飛び出して来た。



彩子さんが私の体にど〜んとぶつかる。



私はそのまま転倒。



痛い!



なんて言葉は出て来ない。



いつも優しい彩子さんに、思い切り睨まれた。



「あんたって最低!私はマネ辞めたから。」



嘘だ、いたた、マネがいなくなったら、私は辞められないじゃん。


なんでこうなるかな。


私はいつも上手くいかい。


何もかもが思い通りにならないし。


悲しすぎるよ。


誰か私を助けて下さい。


私は何も悪くないと思うのに。


毎回、毎回、私はこうなるのだ。














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