先生の秘密は恋の予感
彼女なしって、嘘じゃん。



それともあれは彼女でないわけですか。


それは、それで問題だと思うし。



彼女でないって事は、なにになるんだ。



もしかしてセフレってやつ。



一人で色んな妄想していると、頭をはたかれた。




「おい、人の話し聞いてるのか?」




目の前にホスト野郎がいた。



げっ、マズイ。



「梨本佳奈実は俺の話し聞いていなかったバツとして、
クラス委員決定。」


私がクラス委員って、あり得ないんですけど。



無理です、私おバカですから。



「佳奈実だけじゃ大変だから、千葉が副委員な。」




勝手に話しを進めないでください。



「俺の担当教科は体育だから、力入れて、水泳大会も体育大会もやるぞ。覚悟しとけよ。体育の授業サボるのは絶対許さないから。」



そんなぁ。


楽しいはずの高校生活が、このホスト野郎に奪われるなんて嫌だ。



「私にクラス委員なんて無理ですから、止めさせてもらいます。」


「担任が決めた事を、止めるなんて絶対無理よ。」



副担に言われた。


誰か代わりに、クラス委員やってよ。


誰か助けて。



何で、こんなことになってるの。










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